S15 シルビア　車高調　取付

本日はS15の車高調の取付のご依頼を頂きました。

誠にありがとうございます。

今どきは珍しくなってきたノーマルっぽいS15シルビア。

今回はこちらに車高調を取付けます。

車高を下げたいというよりは

足廻りのリフレッシュを兼ねて強化したい意向ですかね。

今回使用する車高調はTEIN　のMONOスポーツ。

単筒式の車高調で減衰力調整式の車高調。TEINにもいくつか車高調の種類があるのですがZ、Aは街乗り重視の車高調（あくまで個人的見解です）なのでスポーツ走行される方はこちらのMONOスポーツをお勧めします。

Z,Aが劣るということではなくて街乗り重視のセッティングですので乗り心地も良く、車高だけ下げれるのであれば十分などという方はこちらをご選択してい頂ければと思います。

MONOスポーツはしっかり感が強く引き締まった足廻りになります。それでいてゴツゴツした感じはなくしなやかですね。とまるときのフロント荷重、加速時のリア荷重、横Gがかかった時のしっかり感などわかりやすい車高調になっています。いろいろなセッティングに対して対応できるますので初心者から上級者まで幅広くご使用頂けますよ。

車体に取り付けの前に車高調ブラケットを一度、取り外します。

こちらはワコーズのスレッドコンパウンド。

ネジのカジリ防止、防錆するもの。

こちらを車高調のネジ部に塗布して、元に戻します。

フロントも同じように。

何もしないと、車高調を調整しようと思ったときにネジ部が固着して回らない、なんてことが起こります。

このひと手間をすることによってそれを防ぐことができ、調整したいときにきちんと調整できます。

各部の寸法を測り、調整して左右とも同じように組み立てます。

こちらがフロントのショックASSY。

こちらはリア。

車体から取り外します。

こちらが外した純正ショックとTEINの車高調。

長さがこれだけ違います。

車高調の方が、車高を低くした時を想定して予め短く設計されております。

こちらはシルビアのリアの足廻り。

矢印部分は各アームの付け根のゴムブッシュ部分。

車高を変えるなら一度緩めて1Gを掛けて締め付けします。

リアに車高調を取付しました。

こちらはフロント。

フロントの車高調のアッパー部分は調整式なっていてフロントのキャンバーが調整できます。

赤矢印部、ネジ4本を緩めると黄色矢印方向に移動させることができます。

リア補ショックのアッパーはピロの固定式。

キャンバー調整はアームで行うので特に必要ありません。

今回は最低地上高を程よくクリアできるようにと約10㎝ほどで車高を合わせております。

車高をあわせたら、各アームの1Gでの増し締めを施します。

そして4輪アライメントを測定、調整します。

こちらは左フロントタイヤに4輪アライメント測定用のセンサーを取付したところ。

各部のホイール部分に取り付けて4輪タイヤ」の向きを測ります。

画面をで4輪の数値を確認しながら調整を施します。

フロントはしっかり整いましたが、リアは純正のアッパーアームでは調整範囲が少なすぎてこれが限界ですね。ここはまた何かとついでに調整式のアッパーアームに交換することをお勧めいたしました。

走すればもうちょっとリアは整うかなと思います。

これで作業は終了。

しっかりとした足廻りをお楽しみください。

またのご依頼をお待ちしております。

ありがとうございました。

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